インプラント治療におけるセカンドオピニオンのメリット・デメリット
インプラントのような複雑な治療を受ける際には、担当医の説明が難しく、治療についてなかなか理解できない場合があります。また、患者さまごとにお口の環境や条件が違うため、歯科医師の説明もより複雑になり、ますます不安を感じてしまうことでしょう。
そのようなときは、是非セカンドオピニオンをお受けになってみてください。
セカンドオピニオンとは、主治医以外の医師に客観的な意見を求めることを言い、治療に対する理解を深め、主治医の治療方針が適切かどうかを判断できる良いきっかけとなります。
セカンドオピニオンを受けることのデメリットはありませんが、セカンドオピニオンは、ご自身にとって都合の良い意見を言ってくれる医師を探すことではありません。そのようなことを理解せずにあらゆる医師の元を転々としてしまうと余計に混乱してしまい、元々の主治医の意見(ファーストオピニオン)の妥当性を判断できなくなってしまいます。
インプラント治療のセカンドオピニオンにおいて確認したい内容
インプラント治療のセカンドオピニオンに対応している良い歯科医師を見つけたら、セカンドオピニオンの費用や相談時間を確認した上で予約を取りましょう。
受診する際には、ご自身で持参可能な資料とともに、今までの経緯や主治医から説明を受けている治療方法、期間、費用などを整理しておきましょう。また、ご自身が理解しにくいことや不安に思われていることを明確にしておくと、より有意義なセカンドオピニオンを受けることができます。
インプラント治療のセカンドオピニオン Q&A
Q.セカンドオピニオンを受けに行くのは、主治医の先生に失礼ではないでしょうか?
A.ご自身のことを最優先にお考えください。大切なお体のことですから、遠慮せず、納得してから治療を進めるべきです。しっかりと誠実な診療をされている先生であれば、患者さんが他の医院でセカンドオピニオンを受けることに抵抗を示すことはありません。ご安心ください。
Q.セカンドオピニオンを受けたあと、もとの医院に戻っていいのでしょうか?
A.セカンドオピニオンは、主治医以外の歯科医師の意見を聞くことが目的ですので、もとの医院で治療を続けることを前提に話を進めます。転院する歯科医院を探しているわけではありませんので、セカンドオピニオンによって主治医の治療方針に納得がいけば、もとの医院で治療を進められるのが良いでしょう。
Q.セカンドオピニオンの費用はいくらですか?
A.当院においては、ご持参された資料のみで「セカンドオピニオン」としてご説明を行う場合、すべて自由診療(16,500円/ 一回30分)となります。ただし、ご持参された資料の場合、診断が不正確になる可能性があることをご了承ください。
費用については医療機関によって異なりますので事前にご確認ください。
Q.治療のデータや資料がなくてもセカンドオピニオンを受けられますか?
A.当院の場合、資料がない場合には判断できる範囲でのアドバイス程度になってしまいます。より詳しいご説明が必要な場合は、当院にてCT画像をもとに検査を行った上でご説明することは可能です。その場合は、資料採取のための追加費用がかかりますので、あらかじめご了承ください。
Q.インプラントのセカンドオピニオンを受ける場合は、どのような医院を選ぶのが良いのでしょうか?
A.インプラント治療の経験が豊富で、セカンドオピニオンの重要性についても理解している歯科医師を選びたいものです。また、医院にCTレントゲン装置が完備されているのが理想です。
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インプラント担当医
歯学博士 西山 英史 にしやま ひでふみ
日本大学客員教授
日本臨床歯科学会 副会長(東京支部)
ジーシーインプラント 公認インストラクター
カムログインプラント オフィシャルアドバイザー
カムログインプラント アカデミーメンバー
リプレイスセレクトインプラント 指導医
ブローネマルクインプラント 認定医
Nobel Biocare USA, Esthetic Implant Dentistry 授与
SJCDレギュラーコース インストラクター |
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