お悩みの歯は、いわゆる「知覚過敏」という状態で、そのためにお痛みを感じているようでした。
知覚過敏の原因は様々ですが、一時的なものであれば時間とともに症状は緩和していきます。
患者さまにそのことをお話しし、考えられる原因についてもご説明したところ、大変安心されてお帰りになられました。
しかし約半年後、また痛みを感じるとのことで再度ご来院されました。
この患者さまの場合、知覚過敏の原因がブラキシズム(夜間の歯ぎしり・くいしばり)である可能性が高かったため、ご相談の上、ブラキシズムに対する治療を行うこととなりました。
治療後は、クリーニングなどで定期的にご来院いただいておりますが、今のところ(治療後約3年経過)症状は出ていないとのことで喜んでいただいております。
症状の様子をみていく場合でも、「原因がわかっていて様子をみる」場合と、「原因がわからないまま様子をみる」場合とでは大きな違いがあります。
ご自身の歯の状態を常に把握した上で、安心して生活したいものですね。 |